在宅ワークが進まないのはテレワークが出来ていないから?!色々調べて分かってきたこと。

コミュニケーション

今回の内容
この#818式でも度々出てきているワード「テレワーク」「在宅ワーク」。
テレビ、ニュースでも聞かない日はなく、むしろ聞き飽きている方も多いはず。
在宅ワークはやっていたが出社に戻した企業も増え、政府が目指す出社率7割減には程遠い現状。
今回はそんな在宅ワークが進まない現状についてまとめました。
出所:パーソル総合研究所

こちらのグラフは、パーソル総合研究所が発表したテレワークの実施率です。テレワークと記載がありますが、ほとんどのケースが在宅ワークの数字だと思います。
コロナウイルスの感染拡大によって、3割近くまで実施率は伸びましたが、それ以降は若干右型下がりで推移・・・
進んでいないのが現状です。なぜなのか、様々な議論(コミュニケーションが・・・生産性が・・・在宅環境が・・・)がありましたが、私達はテレワークがそもそもできていないので、在宅ワークなんてもっと難しいという一つの答えにたどり着きました。在宅ワークとテレワークって一緒じゃない?と思われるかもしれませんが、ちょっと違うんです。ここを解説したいと思います。

そもそも仕事ってテレワーク

そもそもテレワークの“テレ”は「tele(遠隔)」という意味になります。
そして、エッセンシャルワーカー、工場勤務といった方を除く多くのオフィスワーカーが、取引先や各支店、別部署の人とは物理的に離れて仕事をしているはずです。離れて仕事をしているので、メールや電話を使ってコミュニケーションをとっていますよね。そう考えると、そもそも離れて仕事をしている人が、テレワークできない。というのは幻想になるのではないでしょうか。もう少し細かく言うと、テレワークができないのではなく、家の環境や通信環境の問題で出社しないと仕事がしずらい。という事になると思います。
ではなぜテレワークが浸透しないのでしょうか。テレワークできるのに実施しない企業は、従業員全員の自宅環境に在宅ワークできない理由があるのでしょうか。

問題は出社時の距離感

テレワーク(在宅ワーク)が浸透しない原因の一つに、出社時の距離感があると考えます。
出社時の距離感?!そりゃ出社した方がコミュニケーションがとれるでしょ。と考えるのが普通ですよね。私も同じ考えでした。しかし、それこそが問題なのです。出社しオフィスで仕事をする際のコミュニケーションにおいて、会議室や喫煙所、相手の席に伺っての会話が、一番盛り上がっていないでしょうか。「なんだか分からないけど、会議で色々決まったみたい。」ということはなかったでしょうか。それ自体が悪いわけではなく、そこに依存してしまっていることが問題だと考えます。つまり距離感が近すぎるのです。
そういったコミュニケーションの距離感が一般的だと無意識に感じている人は、いくら自宅の環境が快適でも在宅ワークはしんどく感じてしまいますよね。要するに出社時こそ適切な距離感を企業ごとに考え、取り組んでいくことが在宅ワークの前に必要になります。

ビジネスチャットを活用すれば、最適な距離感に近づける

こちらの図は、当社マーケティング部のビジネスチャット活用状況を表したものになります。
所謂1on1の相談や報告以外、多くのコミュニケーションがオープンに行われています。
オープンにすることで、物理的な距離関係なく、同じ情報が入ってきますし、リアクションすることができます。当社マーケティング部では2018年(コロナ以前)からこうした距離感や働き方を研究しており、そのうえで週3日在宅ワークという勤務形態をとっています。もちろん週によっては増やしたり、減らしたりすることもありますが、皆納得感を持てていると思いますし、距離感は一定のままです。
あるお客様では、本社がリモートワークになったことで社内の情報がどんどん共有されるようになり、支店(支社)の方がもの凄く働きやすくなったというケースもありました。
是非、テレワーク(在宅ワーク)でお悩みの方は距離感を意識していただければと思います。

距離感にフォーカスしたビジネスチャットの導入支援サービス「CO-MMUTE」

当社では「ビジネスチャットを第二のオフィスに」というコンセプトのもと、ビジネスチャットの導入、活用、運用支援サービス「CO-MMUTE(コミュート)」をリリースいたしました。
単純に売るだけでなく、お客様がビジネスチャットを使ってどうなりたいかまで一緒に考え、一緒に作っていくサービスです。活用のためのミーティングやお悩み相談は無料で行っています。※ビジネスチャットの導入費(ライセンス費用)はかかります。是非お気軽にお問い合わせください。