遠慮しすぎてはもったいない!
主に新人の方から聞くことの多い「自分が間違っているかもしれなかったので意見できませんでした。。。」恐らく新人の方だけではなく、思い当たる先輩社員の方もいらっしゃるのではないでしょうか。正直私もそうです。。。だけどこれではもったいないですよね。その人ならではの視点で貴重な意見、指摘だったかもしれません。
自分を棚上げできる環境づくりが大事!
「こんなことを言ったら怒られるかなぁ、笑われるかなぁ」などと思ってしまうと、なかなか意見も出づらいです。指摘や意見するときは「自分を棚に上げて考える」のがいいようです。それをチーム内で共有するのがまさに環境づくりに繋がっていきますね。「棚に上げて考えよう」というのが共通の意識としてあると、指摘するときの心理的敷居がぐっと下がります。
“謙虚な指摘”で相手に不快な思いをさせない!
要は相手の状況を想像して思いやりを持って指摘しようということです。正しいことを伝えるだけではなかなか伝わりにくいですよね。
有名な言葉で、
“あらゆる人間関係の衝突は、謙虚・尊敬・信頼の欠如によるものだ”
『Team Geek』(2013)
Brian W. Fitzpatrick (著), Ben Collins-Sussman (著),
まさにこの言葉の通りだと思います。この言葉を知っているだけではなく、本気で心から意識して実行することが大切かと思います。
“謙虚な指摘”をするための4つのポイント
1. 目的を意識する
よくありがちなのは、無意識に相手を論破することを目的にしてしまっているケースです。目的を意識すると個人を責めるような言い方にもなりにくいのでオススメです。
2. 自分の意見を伝える
例えばA案とB案どちらにしようかみたいな話になった場合に、指摘するときは「A案の方がいいと思います。B案はここが不安です」のように自分の意見を伝えるようにしましょう。また、もしもA案もB案もダメだという指摘をしたいなら、代替案を考えて伝えることも大事です。代替案が全くない指摘をすると嫌な空気になることが多い気がします。間違っていてもいいので、代替案を持つように意識してみましょう。もちろん指摘された側は、代替案が突拍子もなく難易度が高いことだったとしても「で、それできるの?」というような言い方で意見を潰さないようにするのが大事です。
3. 疑問調で聞く
例えば、「これは違いますよね」という言い方よりも「私はこれは違うと思うんですけど、どうですか?」のように疑問から入った方が伝わりやすかったりします。意見をぶつけるのではなく、疑問から入ってまずは相手の意見を聞きつつ自分の意見を提案するというやり方を意識した方が、前に進みやすいことが多いです。
4. 枕詞をつける
自分では解決策を出せないけど指摘したいことがあるときは「できるかは分からないですけど」「解決策は思いつかずに言うんですけど」といった枕詞をつけるといいです。言われた側からすると人によっては「こういう前置きをされると指摘しにくい」「これが口癖になられると困る」という先輩社員や上司の方もいらっしゃいます。ですが私はこの枕詞をつけることで自分の意見を言えるようになるのであれば使った方がいいと思います。
指摘するときは自分のことは棚にあげた方がいいです。ただ棚に上げるだけだと嫌な空気になってしまうので、尊敬と信頼の気持ちを持って謙虚に指摘するように意識しましょう!またそれを受け入れる一人一人の意識や環境づくりを大きく関わってきます。こういったところから見直して、気持ちのいいコミュニケーション、活気のあるチームにしていきたいですね!