PPAP問題を解決する818式おススメツール2選。

今回の内容
2020年11月24日、平井卓也デジタル改革担当大臣が記者会見で、11月26日から内閣府、内閣官房で「PPAP」を廃止する方針を発表しました。
そもそもPPAPとは?
ヒット曲「ペンパイナッポーアッポーペン(Pen-Pineapple-Apple-Pen)」の略称にかけた造語で、具体的には以下の略とされます。
Password付きZIP暗号化ファイルを送ります
Passwordを送ります
Aん号化(暗号化)
Protocol
そのPPAP、何が問題なのか。
その一つに「マルウェア拡散の温床」という観点があります。
zip暗号化ファイルの添付は従来であれば「セキュリティ対策」の一つとしてみなされてきました。しかし、マルウェア(Emotet等)においては「セキュリティリスク」とみなされます。暗号化されていることで、セキュリティ対策製品の検知をすり抜けてしまい、最終的にユーザーの手元にその脅威が到達する手助けとなっているからです。
実際の被害例として、顧客を装った偽メールの Zipファイルを従業員が開封し感染、社内外のメールアドレス等の情報漏洩。というケースもありました。
そうした状況から、「メールで添付ファイルを送る」ということを廃止する企業も出てきました。
では、これまでメール添付によるデータ送付をしていた企業はどうすればよいか。
818式編集員がおススメするツールをご紹介します。

参考情報

参考 freee、メールによるパスワード付きファイルの受信を廃止freee株式会社 参考 いわゆるPPAP廃止を分かりやすく説明平井卓也(デジタル改革担当大臣)YouTubeチャンネル

おススメツール・・・1

https://www.re-stec.co.jp/product/service/mail-de-file

まずご紹介するのが、ハイパーグループ「リステック社」が出している、”メールdeファイル”。いきなり受け売り?!と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、こちらユーザーのストレスを絶妙に軽減するツールなんです。
従来の添付ファイルZip化は、送付側のユーザーからすると手間がなくただ貼り付けるだけでOKでした。
しかし外部ストレージツールを使う場合、ファイルをアップロードしURLとPASSを発行し、本文に都度貼り付ける手間がありました。
“メールdeファイル”はその手間を削減します。それが「添付ファイル分離機能」です。
メールの受信者がZip暗号化ファイルなど「メールに添付されたファイルを受け取れない場合」でも、メールにファイルを添付して送信することができます。
本機能では添付ファイル付きメールを送信すると、メールと添付ファイルを自動分離します。添付されたファイルはメールdeファイルのサーバーへ自動アップロードされ、送付先へダウンロードURLを発行します。ファイルを手作業でZip暗号化する必要がないためメール送信者の手間を省くほか、メールにはファイルが直接添付されることなく宛先へ送信されるので、利便性を損なうことなくセキュリティレベルを向上させることができます。
「添付ファイル分離機能」により、利用者の負担も従来と変わらない。

メール誤送信防止機能もあり、従来以上のセキュアな運用も可能!

おススメツール・・・2

https://www.smoothfile.jp/

次にご紹介するのが、プロット社が出しているファイル転送・共有ツール”SmoothFile 6″。
“SmoothFile “は2003年にリリースされた、国産のツールで、国内1,000以上の法人様及び自治体様に導入実績のある法人向けファイル転送・共有システムです。
出来ることとしては、他社さんのサービスと同様のファイル転送・共有になるのですが、特徴として「ユーザー数無制限」という料金プランが挙げられます。アカウント数による課金は一切ないため、自社はもちろん、社外ユーザーとのファイル共有アカウントも無制限で作成可能です。
従業員数が多いほど、メリットを感じていただけると思います。
また、国産メーカーということもあり、メーラーライクなインターフェースを採用し使い慣れた操作で、直感的に誰でも簡単にファイル転送を行うことが可能です。
国産メーカーとして、使いやすくサポートも手厚いのでITリテラシーが高くない方でも安心です。
メーラーライクなインターフェース

ワンポイント
既にZipファイルでの受信を廃止している企業も増えていますので、この機会にご検討下さい。
尚、当社でもZipファイルでの資料送付は廃止しております。