オフィスの無線環境について考えてみた。

今回の内容
新型コロナウイルスにより、多くの方、企業で実践されたテレワーク。
テレワークの場合、ほとんどの方がノートパソコンを支給され業務にあたっているかと思います。
そして、このテレワークを機に会社の端末もノートパソコンに切り替える。というお客様も沢山いらっしゃいました。
そうなると、オフィスにおける無線LAN環境の話が出てきます。
実際当社へも無線環境の見直しについてのお問い合わせが増えています。
今回は、これまで有線環境の補助として考えていた方も多い、オフィスにおける無線環境について考えてみました。

進むノートパソコン化

一般社団法人 電子情報技術産業協会 JEITAによると、2018年度のノートパソコンの国内出荷台数は、485.2万台。デスクトップは152.4万台となっており、国内市場の概ね3/4をノートパソコンが占めています。
また今回のテレワーク需要で、ノートパソコンの出荷台数は更に高まり、新入社員で入社した時からノートパソコンが支給された。という方も増えているかと思います。
また、テレワーク用に急遽支給されたノートパソコンが使いやすく、通常出勤に戻っても、ノートパソコンを使いたいという人も多くいるようです。
ノートパソコンが普及すると面白いもので、これまで手書きのメモで会議に参加していた人も、パソコンがノートになると会議のメモをノートパソコンでとる人が増えるということ。
そうなると、必然的に無線LAN環境が必要になってきます。
さすがに会議室の椅子ごとに有線LANを用意するのはナンセンスですしね。
ある調査では企業における無線LANの導入率は83%というデータも。更にコロナウイルスによるオフィスの見直し(フリーアドレス等)が加速すれば、無線環境はかなり重要な投資ファクターになると思います。

無線環境をアップデートせよ

これまでは会議室での打ち合わせの際、一部のノートパソコン利用者が無線LANに接続するといった利用形態が多く、通信の品質やAP(アクセスポイント)の管理について深く考えることは少なかったはずです。
しかし、全社的にノートパソコン化が進み社内の電話もスマホ化が進めば同時接続数の上限を超え「繋がりにくく、干渉が多発」なんてことにも繋がってくるかと思います。
そういった意味でも、このタイミングで自社のITコストを見直し無線環境のアップデートにコストを追加してはどうでしょうか。

Wi-Fi6等新しいテクノロジーも

4K・8K映像のネット配信や、ウェビナーの普及により
高速かつ安定したインターネットサービスが必要となってきています。
そんなWi-Fi市場において、最新世代(第6世代)の「IEEE802.11ax」が発表されました。
安易な表現にはなりますが、とにかく通信が高速になります。
Wi-Fi 5に比べると、およそ4倍~10倍も情報を処理するスピードが速くなるといわれています。
そういった新しい技術にも対応していくことが、企業におけるオフィス作りにおいても今後必要になってくるのではないでしょうか。
参考 次世代Wi-Fi規格、Wi-Fi6とはELECOM

どのメーカーを選べば良いのか・・・

では、無線環境を構築するうえでどのようなメーカーを選べば良いのか。
もちろん企業規模やネットワーク環境によって変わってきますが、当社からは機能面と管理面に優れたコントローラ内蔵型無線APの「Aruba IAP」をおススメしたいと思います。
参考 Aruba IAPAruba IAP
仮想コントローラ内蔵のため、低価格で設定管理を一元化することもできますし、海外メーカーということでとっつきにくいと思われた方もいらっしゃるかと思いますが、日本語対応のシンプルなUIで、非常に使いやすい設計になっています!
ワンポイント
無線環境のみならず、オフィス環境を構築する際、コスト・運用・エンゲージメントの3つのポイントが大事になります。
コストは安いが、使い勝手や接続が悪いものはあまり意味がないですし、運用ばかりを気にして、従業員が使いにくいものもナンセンスです。
この3つのポイントを押さえ、これからのオフィス作りを考えていきたいものです。