Microsoft365などのMicrosoft製品を「月額・年額」で購入・更新する際は、新支払いプログラムが適応されますので、Microsoft製品をこれから購入する方も、既に購入し利用している方もチェックしておいた方が良い内容となります。
今回はこのNCEについて、できる限りわかりやすくご紹介します。
Microsoftの公式ページ(英語です)にも記載されております。
簡単にいうと、提供形態・支払形態をMicrosoftとして最適化したいといった内容です。
新支払いプログラム「NCE」とは?
NCEが適応されるのは、Microsoft製品を「月額・年額」で購入している場合です。
買い切り・永続ライセンスを購入している場合は適応されません。
NCEが適応される以前は契約形態や契約期間に関わらず、
金額がほぼ同額で、数量の減数や解約が比較的自由になっていました。
NCEが適応されると、契約形態に応じて、
金額が高くなったり、数量の減数や解約に制限がかかりますので、ご注意ください。
2022年3月10日から適応されるNCEプログラムで購入すると、
契約形態に応じて、金額が高くなったり、数量の減数や解約に制限がかかる場合がある。
NCEが適応されるとどうなる?
NCEが適応される契約形態から説明します。
「月契約・月払い」「年契約・月払い」「年契約・年払い」の3パターンがあります。
▼月契約・月払い
「1ヵ月」の契約となっており、「月毎に金額を支払う」パターンです。
▼年契約・月払い
「1年間」の契約となっており、「月毎に金額を支払う」パターンです。
▼年契約・年払い
「1年間」の契約となっており、「1年分をまとめて支払う」パターンです。
では実際に、それぞれのパターンで購入するとどうなるか説明します。
月契約・月払いの場合
・1年未満での利用ができる
・月毎に減数・解約ができる
・価格変更があった場合、次月から金額が変更になる
・他契約形態よりも20~30%程度価格が高くなる
年契約・月払いの場合
・1年間は利用しなければならない
・契約途中(1年間)での減数・解約ができない ※追加は可能
・価格変更があった場合でも、契約中(1年間)の金額は固定になる
年契約・年払いの場合
・1年間は利用しなければならない
・契約途中(1年間)での減数・解約ができない ※追加は可能
・価格変更があった場合でも、契約中(1年間)の金額は固定になる
このように「月契約・月払い」は金額が高くなるものの、
契約数の変動に自由が利きます。
「年契約・月払い」と「年契約・年払い」は金額が固定で安心感はありますが、
契約数を減らすことができない点が不便になります。
数量の増減を自由に行いたい場合は、金額が高いが「月契約・月払い」。
金額を重視する場合は、契約期間中の減数・解約ができない「年契約・月払い」「年契約・年払い」を選ぶ。
オススメの買い方
ここまで読んで頂くと、どの契約形態にしようか迷われるかと思います。
「数量の変更に自由度を持たせたいが、価格もできるだけ安く買いたい」
そんな方にオススメの買い方をご紹介します。
実は紹介した3つの契約形態は混ぜて購入することが可能です。
ですので、これ以上減ることがないだろうという数量分は
「年契約・月払い」か「年契約・年払い」で安価に価格固定で購入し、
変動しそうな数量分は少し高いですが、「月契約・月払い」で購入するという形です。
正社員や派遣社員など雇用形態を確認し、自社に合った契約形態と数量を購入してみてください。
契約形態は混在できるので、固定できる数量は「年契約・月払い」か「年契約・年払い」で安価に、変動しそうな数量は「月契約・月払い」で賢く購入する。
いかかでしたでしょうか。
Microsoft製品の新支払いプログラムの中身からオススメの買い方までご紹介させて頂きました。
最後に要点を改めてまとめさせて頂きますので、今後購入する際の参考にしてください。
- 2022年3月10日から適応される
- 契約形態は「月契約・月払い」「年契約・月払い」「年契約・年払い」
- 「月契約・月払い」は金額が高いが数量の増減が自由
- 「年契約・月払い」は金額が固定で安心だが減数・解約が不自由
- 「年契約・年払い」も金額が固定で安心だが減数・解約が不自由
- 契約形態は混在して購入することができる
- 固定できる数量は「年契約」の2種類から選ぶ
- 変動しそうな数量は「月契約・月払い」で購入する
- 契約形態を混在させることで柔軟かつ安価に購入できる
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