ビジネスチャットが浸透せず独り歩きしてしまう組織とは・・・

コミュニケーション

今回の内容
先日掲載したMicrosoft Teamsの活用資料について、多くの反響をいただきました。
Microsoft Teamsの活用資料を公開しました。 同時に、Teamsの機能以前に浸透していない企業の方も多くいらっしゃいました。
本日は、ビジネスチャットのMicrosoft TeamsとChatworkを活用するマーケティング部が、ビジネスチャットが浸透せず独り歩きしてしまうケースを解説します。

企業カルチャーがない or 言葉だけになっている。

皆さんの企業には、企業カルチャーはありますでしょうか。
もしくは、企業カルチャーがある場合、現場レベルまで浸透していますでしょうか。
ビジネスチャット運用において、企業カルチャーの浸透は非常に重要だと考えます。
例えば「世代を超えたイノベーションを起こす!」といった企業カルチャーがあり浸透していれば、ビジネスチャットもカルチャーに合わせて活発なコミュニケーションが自然と行われます。
逆に浸透していない場合、チャットコミュニケーションが得意な人・仲の良い人同士・必要最低限の連絡事項のみで利用されることが多くあります。
企業カルチャーが抽象的な場合は、部門レベルでカルチャーを作ることも良いことだと思います。
当社のマーケティング部でも、ビジネスチャット導入当初は企業カルチャーが浸透しておらず、活用する人とそうでない人が分かれていました。
そこで部門レベルでカルチャーを作りメンバーの「心理的安全性」を構築しました。
それにより、ビジネスチャットの活用率と活用レベルが向上しました。
マーケティング部のビジョン・ミッション・カルチャー

ビジネスチャットの導入が目的になっている。

当社ではビジネスチャット導入のご支援をしておりますが、導入することが目的化してしまっている企業さんも多くいらっしゃいます。
ビジネスチャットの導入は、あくまで「手段」です。
「世の中的にチャットが流行っているし」「チャットやスマホを導入していれば、就活生がいま風の企業ということで食い付いてくれそう」といった理由で導入することは危険です。
ビジネスチャットを導入してどうなりたいか。何を実現したいのか。
手段としてのビジネスチャット運用を意識していきましょう。

「0 or 100」いきなり全社で導入する。

ここについては企業規模によっても異なりますので、一概には言えないのですが、ビジネスチャットを導入する際、いきなり全社導入で話を進めようとして導入がなかなか進まない。導入はしたが使っていない部署がある。といった事が度々起こります。
ビジネスチャットを上手に浸透させるのであれば、先ずはスモールスタートすることをおススメしています。
営業部門、マーケティング部門、採用担当チームといった小さい組織で導入し、活用事例や運用方法をまとめ、そこから徐々に広げていくことが浸透への近道だと考えます。

ルールを作らず現場に任せる。

企業カルチャーの浸透と似ていますが、ルールを作ることもおススメしています。
小さい組織であれば口頭レベルのルールで問題ないかもしれないですが、ある程度の組織になると人により解釈も異なります。
例えば、ビジネスチャットをプライベートでも利用している。
マウンティングをとる。昼夜問わず送ってくる。等々。
予めルールを作り、スムーズなビジネスチャット活用をしていきましょう。
ワンポイント
ビジネスチャットもとりあえず導入するのではなく、どうなりたいかといった「姿」をイメージして活用していきましょう!