パンデミックや景気に流されないために。組織の健康診断してる?

今回の内容
皆さんは、毎年健康診断を受診されていらっしゃいますでしょうか。
恐らく会社組織に属していれば、5月から6月頃を中心に健康診断の案内があり、受診されていらっしゃる方が多いかと思います。
そこでBMIや肝機能、視力といった数値を見ることができ、運動や食事の改善を始めるきっかけになると思います。
では、組織運営に例えるとどうでしょうか?
定期的にチームビルディングの検診はできていますでしょうか?
今回はそんな「組織の健康診断」について考えてみました。
同じチームでも状態や状況は変わる
多くの方が今回の新型コロナウイルス感染拡大によって、働き方を変えざる得なくなったと思います。
そして、同じチームにも関わらず、テレワークになったとたんこんなにも働きにくいのかと思った方も多かったと思います。
しかし、その問題はテレワークに原因があるだけではなく、実はコロナ前から問題があったケースも多くあります。
具体的には、紙の資料が多くデータでやりとりしにくかった。
コミュニケーションの多くがタバコ部屋と居酒屋だった。
といった内容です。
このようなことは、働き方が多様化する現代、これからも起こりうると思います。
なので是非、毎年いや半年でもいいと思います。
組織の健康診断をしてはいかがでしょうか。
出典:NHKニュース

原因は一つではないと思いますが、テレワークをやめてしまう企業も増えている。

具体的な診断チェック項目(例)

  • コミュニケーションがホットなポイントはどこになっているか。
    (タバコ部屋?居酒屋?会議室?ランチタイム?)
  • 無駄な会議、固定メンバーでの会議が続いていないか。
  • 年齢や世代によって、仕事のマウンティングをしていることはないか。
  • 資料は紙のみで保管されていないか。
  • オンライン対応できるIT環境はあるか。
  • 災害時に通勤困難になりそうな人はいないか。
あくまで一例ですが、この機会に思い返していただければと思います。
私も思い返されることが過去にもありましたし、今も試行錯誤をしています。
コミュニケーションという定義が難しく、抽象度の高いキーワードが独り歩きしないためにも、組織の健康診断が必要であると思います。
ワンポイント
組織の健康診断をする際、ベテランの人だけで議論するのではなく、全てのメンバーを交えて行いましょう。
全然原因が違うところにあるのに、間違った処方箋を出してしまうかもしれません。