オンボードプログラムは入口より出口!ラーニングピラミッドで強い組織を作る。

今回の内容
新年度から早2ヶ月、新卒社員を迎え入れる企業の多くが、研修期間を送っているかと思います。その研修、いわゆるオンボードプログラムについて、入口対策ばかりに目がいっていないでしょうか。実は大事なのは”出口”なんです。今回は研修や勉強会の考え方を出口目線にすることで強い組織が作れる話です。

多くのケースが入口対策になっている。

新卒社員研修や、中途社員研修、はたまた新規商材を営業パーソンに周知する勉強会等の多くが「いかに勉強会に参加してもらうか」「いかに集中して聞いてもらえるか」という入口対策になっています。そのために様々な資料を作成したり、外部講師を呼んだりと担当の人も苦労されているかと思います。ですが、ラーニングピラミッドの理論で言うと講義による学習定着率はわずか5%。勉強会には参加したが、次の日には忘れている。なんてことはないでしょうか。逆に体験する、人に教えるという行為は飛躍的に定着するということがデータからも分かります。

私は常に出口から考えています。

当社はマルチベンダーとして様々なITツールを扱っているのですが、私が新規プロダクトを扱わないといけなくなった場合、基本的には出口から考えています。具体的にはインプットした内容を当日or翌日には知人や友人にアウトプットしています。またiPhoneやZOOMを使ってプレゼンテーション録画を行ったり、提案書に起こします。ひたすら資料を見返す行為と比較し、圧倒的にインプットできますし、いざという時に話すこともできます。そうした習慣が当たり前になってくると当然お客様へのプレゼンテーションスキルも自然と上がりますし、組織レベルも高くなります。

是非、研修等の担当をされている方やマネージメントをされている方がいましたら、入口対策ではなく出口から考えていただければと思います。