WEB会議はネットワーク環境が9割。自身のネットワーク環境を確認しよう!

今回の内容
今や当たり前になりつつある「WEB会議」。どこからでも参加でき、無駄な出張がなくなった。拠点の人も同じ画面内になるので格差がなくなった。という多くのポジティブな声が聞こえて、リモートワークは辞めて出社に戻した企業でもWEB会議は手放せない。というところが多いのではないでしょうか。そんな便利なWEB会議ですが、最も大事なのはネットワーク環境になります。どんなに高性能なカメラやマイクを導入していても、ネットワーク環境が悪いと声が途切れてしまったり、画像がぼやけてしまったりとストレスのかかる状況となります。ネットワーク環境を見直して、快適なWEB会議を行いましょう!

そもそもWEB会議に必要なネットワーク環境とは

現在国内で最も利用されているWEB会議システムZoomを参考にすると以下の通り。

Zoom(Windows、macOS、Linux)の場合

1 対 1 のビデオ通話の場合
高品質ビデオでは 600 kbps(上り / 下り)
720p HD ビデオの場合では 1.2 Mbps(上り / 下り)
1080p HD ビデオでは 3.8 Mbps / 3.0 Mbps(上り / 下り)

グループビデオ通話の場合
高品質ビデオでは 1.0 Mbps / 600 kbps(上り / 下り)
720p HD ビデオでは 2.6 Mbps / 1.8 Mbps(上り / 下り)
1080p HD ビデオでは 3.8 Mbps / 3.0 Mbps(上り / 下り)
ギャラリー ビューでは 2.0 Mbps(25 名)、4.0 Mbps(49 名)

■画面共有のみ(ビデオ サムネイルなし): 50~75 kbps

■ビデオ サムネイルによる画面共有の場合: 50~150 kbps

■オーディオ VoIP の場合: 60~80 kbps

■Zoom Phone の場合: 60~100 kbps

※上り/下りとは

パソコンからインターネットにデータ送信(アップロード)を行う方向が「上り」です。そのため、インターネットでの「上り速度」とは「データを転送するスピード」と言えます。

逆にインターネットからパソコンへ、データ受信(ダウンロード)を行う方向が「下り」です。インターネットでの「下り速度」とは、「ダウンロードできるスピード」と言えます。

Zoomの場合、ネットワーク環境が不安定なときは以下のようなアラートが出ます。

怖い事にWEB会議の場合、ネットワーク環境が多少不安定であっても自分自身はスムーズに会話が出来てしまうので、実は声が途切れ途切れだったという問題があります。社内の人であれば早々に指摘してくれると思いますが、取引先等の場合は聞き取りにくくても指摘を躊躇ってしまう人もいるでしょう。私はWEB会議を行う環境に合わせて、都度ネットワーク環境をチェックするようにしています。

基準を満たしているかチェックする方法

ネットワーク環境については、以下のようなサイトから無料でチェックすることができます。

ちなみに私の職場での環境は以下の通り。Zoomのネットワーク要件も満たしており、実際にミーティング利用時に止まったり、落ちてしまったことはありません。

ネットワーク環境を振り返り、快適なWEB会議に繋げていきましょう!

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