NoMoreシャドーIT!テレワークで広がる隠れIT利用。

今回の内容
Withコロナによってテレワークが急速に普及している中で欠かせなことがIT利活用。
リモートツールやチャットツール、ファイル転送サービス等、皆さんもテレワークによって沢山のクラウドツールを利用されているのではないでしょうか。
そんな中で問題となってきているのが「シャドーIT」
シャドーITとは「企業・組織側が把握せずに従業員または部門がデバイスやクラウドサービスなどを業務利用していること」です。
今回はそんなシャドーITについて、何故広がり脅威なのか触れてみたいと思います。

シャドーITが広がる背景

なぜシャドーITが広がるようになったのか。
我々の見解としては、LINEやSNSの普及により、ライトにコミュニケーションがとれるようになったことが大きいと考えます。
具体的には「プライベートと同様な手軽さを仕事でも活用したい」、「働き方改革の推進によって、効率性をより求められるようになった」といった声も聞こえるようになりました。
電話によるコミュニケーションは減り、LINEによるショートメッセージ全盛期に・・・

当社アンケートでも見えたシャドーIT

こちらは、昨年当社で実施したアンケートです。
ビジネスチャットツール、Chatworkの導入についてアンケートしたところ、導入していないと回答した86社のうち、34社で無料版のアカウント保有が確認できました。
また、34社のうち管理部門が許可している企業はわずか2社・・・
約4割の企業にて、従業員の誰かが業務効率のために無料版を利用していることが分かりました。
このアンケートはコロナもオリンピックも話に上がる前のこと。
そう考えると、現在はもっと増えているのではないでしょうか。

無料ツールの怖さ・・・

参考 情報漏えい発生の「宅ふぁいる便」、3月末で終了 システム再構築に要する時間・費用を考慮出典:ITmedia NEWS
昨年大手のファイル転送無料サービスにて、情報漏洩が発生しました。その際、当社へも代替品を紹介して欲しいという沢山のお問合せをいただきました。「まさかとは思っていたが、当社も使っていたことが分かった」「取引先が使っており、不安には思っていた」等々。
なんだかんだ大丈夫と思っていた方も多かったかと思いますが、いつどうなるかは分かりません。
当社では、起きてからでは遅いので、定期的に従業員の方へヒアリングすることを進めています。

過剰な締め付けが招くシャドーIT

シャドーITが起こる原因の一つとして、過剰な締め付けが考えられます。
「管理部門から与えられたツールが使いにくい」「使える範囲が狭く、ほとんど活用していない」「セキュリティ上ダメと言われる」等の意見をいただくことも増えています。
それによって、取引先の人や友人が使っているツールの無料版を使いはじめました。というケースも・・・

確かにやみくもにツールやサービスを許可することはダメですが、その業務において必要性を感じるものがあれば、ポジティブにITツールを導入していただきたいです。
我々マーケティング部でもChatworkを導入してから取引先様との連絡や情報共有がしやすくなり、一人当たり約30分以上の残業削減につながりました。

現場のニーズに耳を傾け、どこまで何を導入したら良いか、ポジティブなディスカッションをしましょう!

まとめ

テレワークという選択肢が当たり前になりつつある今、シャドーITに目を向けてポジティブなITツール導入について検討していただければと思います。