Microsoft TeamsとChatworkを使ってみて分かったビジネスチャットツールの選び方とは。

今回の内容
現在、1日の業務において約7割から8割のテキストコミュニケーションをビジネスチャットで行っています。
これまでも記事にしてきましたが、当社マーケティング部では、Microsoft TeamsとChatworkの2つのビジネスチャットを使っています。
基本的に社内のやりとりはTeams、社外とのやりとりはChatworkという使い分けです。
元々Microsoft365を社内で導入していたことからTeamsを使うようになり、その後Chatworkを導入したという経緯になっています。
そんな2つのビジネスチャットを使ってビジネスがどう変わったのか、どのように選ぶことが良いのかを解説します。

そもそもビジネスチャットに何を求めるのか。

この観点は非常に重要だと思います。単純な社内でのチャットのやり取りとビデオ会議でしたら、Microsoft Teams(以下Teams)で充分だと思います。
逆にビジネスチャットを業務のハブとして活用したい。ビジネスチャットを中心に業務を進めたい。という企業にはChatworkが適していると考えます。
もちろんTeamsをハブとして活用することもできるのですが、Teamsには分かり易いマニュアルや活用事例がなく、構築に時間を有します。
そこにコミットメントできる組織や、ITリテラシーの高い人がいる企業はTeamsをハブにすることもできますが、そうでない組織・企業はハブとして使える機能がプリセットされているChatworkが良いと考えます。

よく使う機能比較

ざっくりではありますが、よく使う機能を纏めました。
見ていただくと分かりますが、よく使う機能で比較すると、Chatworkは非常にシンプルで世代を問わず「メールライク」に利用することができます。
逆にTeamsはMicrosoft製品ということもあり、Officeアプリケーションとの親和性が高いので、Excelを社内でシームレスに共有したいといった際には適しています。
また現在の私は社外とのやりとりや、商談もビジネスチャットをメインに行っており、一日の仕事の7割から8割がChatworkで完結しています。
圧倒的なメリットは小出しのコミュニケーションができること、即座にビデオ会議ができることです。
メールですとどうしても「いつも大変お世話になっております。」と始めないといけないですし、何度もメールが来ると鬱陶しいと思う人も多いかもしれません。
その点、チャットであれば小出しにコミュニケーションがとれるので、案件のフォローもし易く、相手も気軽に質問してくれるようになりました。

見えないコストに目を向ける。

これはチャットツールに限った話ではないですが、どうしても「ライセンス費用」だけが目にいってしまい、TeamsはMicrosoft365に付いてくるので無料みたいなもの。Chatworkはエンタープライズプランで一人年間9000円か。と単純比較される企業が多いようです。
先にも話しましたが、リソースとリテラシーが高い企業はTeamsを活用することで、コストをかけずにビジネスもコミュニケーションも加速させることができると思いますが、そうでない場合、現場に丸投げになっていて結果的にメールとチャットを使う人がバラバラいて分かりにくくなった。
誰かがタスク管理を構築してくれたみたいだけど、メンテナンスができない。といったことで、余計な時間を使っていることもしばしばあります。
ビジネスチャットを導入する際は、組織の上から下まで全員が近い温度感で利用できなければ意味がありません。
構築に向き合う時間やリソースがない企業さんには、その時間コスト、プリセットされているChatworkにしませんか?と当社ではご支援させていただいております。

こちらのBlog記事も是非ご参照下さい!
https://hypervoice.jp/chatwork_teams/

ワンポイント
ツールと合わせて、チャットを浸透させるためのチーム作りも大切です。以前の記事も参考にしていただければと思います。
コミュニケーションビジネスチャットが浸透せず独り歩きしてしまう組織とは・・・