今回の内容
2019年9月9日の深夜、首都圏に記録的な暴風雨をもたらす台風15号が直撃。通勤時間帯の交通機関はマヒし首都圏は大混乱。そんなとき私たちはどう対応すべきなのか考えてみました。
背景
- 今回の台風は深夜3~4時ごろに首都圏を直撃する進路予想だった。
- 台風は進路が予想できるので、首都圏のJRは前日のうちから計画運休を発表、少なくとも翌日の朝8時までは運休が確定。
- ちょうど月曜日の朝の通勤時間帯にJRや私鉄各線がほとんど全て運休するという混乱が前日のうちから予想された。
- 上司からは翌日の混乱が予想されるので、安全確認が取れてから出社するよう電話やチャットなどで指示があった。
やってみてどうなった?
- JRは通勤時間帯でほぼ全滅。
- 社員がそれぞれ情報収集し各自が安全確認を判断した上で出社。会社最寄り駅のある東京メトロ日比谷線は運転していたので朝9時の始業時間までに出社できる人もいた。
- メンバー同士は普段から社内で使っているビジネスチャット「Microsoft Teams」で連絡を取り合った。
- 結局出社が午後になってしまう社員が多数いた。
- 出社できた最低限の人数のメンバーだけで業務を止めずに済んだ。中にはワンオペで何とか業務遂行した部門もあった。
- 会社で導入している安否確認サービスを活用して従業員の状況把握を行った。
今回わかったこと
- 会社として防災対策マニュアルや災害時の行動基準があるが、普段からきちんと緊急時の行動手順を確認しておく必要性を感じた。
- 緊急時の連絡手段や手順などをあらかじめ決めておく必要がある。決めておかないといざという時にメール、チャット、電話など連絡手段がばらばらになってしまう。連絡網やルールを整備しておきたい。安否確認サービスは有効な連絡・情報共有手段だと感じた。
- リモートワーク・テレワークを導入していない会社では従業員が出社できないとまったく仕事にならない。事業継続のためにもテレワーク導入は急務!
- 場所や紙ベースの仕事にしばられていては多様な働き方ができないと実感した。まずはペーパーレスを推進したい。
今回のように出社ができない社員が続出するような災害が起きた場合、会社からの指示や従業員からの安否報告には「安否確認サービス」が有効です。伝言ゲームによる伝達ミスや漏れを防ぎ、会社の指示を確実に従業員に届けることができます。
参考 レスキューナウ 安否確認サービス(当社が使っているサービス)株式会社レスキューナウ ワンポイント
自宅の最寄駅に行ったら入場制限がかかっていてホームに入れず大混雑でした。JR津田沼駅では駅に入れない人が駅の外で大行列、SNSでは参勤交代かと揶揄される始末でした。テレワークを導入している企業が少ないことをあらためて実感しました。いかにして従業員の安全を確保しつつ会社の業務を止めないようにするか、BCPと働き方改革両面から考えていきたいと思います。