新しいセールス(営業)の形|インサイドセールスを考える

今回の内容
昨今、あらゆるビジネスシーンに変化が起きていますが、営業においても変化が起きています。これまでは一人の営業が何でもやっちゃうスタイルが多かったですが、今は分業制を取り入れるスタイルも増えています。そこで今回は新しいセールス形態において重要な「インサイドセールス」について考えてみました。

インサイドセールスとは

インサイドセールスとは、わかりやすく言うと電話やメールを利用した「内勤営業」です。これまでの営業スタイルと言えば、テレアポや飛び込み訪問から提案書作成、商談、クロージングまで全て一人で行う事が多かったと思いますが、ここ最近、営業の分業化を行う企業が増え、そのプロセスにおいて非対面で営業活動を行うのが主なインサイドセールスの役割です。

インサイドセールスはテレアポ担当ではなく司令塔!

インサイドセールスを立ち上げるうえでありがちなことが、インサイドセールスの役割がテレアポ係になってしまうことです。リストの上から下までただ電話をかけ、アポイントがとれたらフィールドセールス(外勤営業)に渡すだけという形になっていることもしばしば。分業制の営業形態を構築するのであれば、インサイドセールスを軸に考えることでスタートし易くなります。

図にもある通り、インサイドセールスは営業プロセスにおける司令塔的役割を担います。お客様との適切なコミュニケーションにより、情報をシェアし案件を創出することもあれば、お客様の声をマーケティングや企画にフィードバックし、新たな施策や資料作成に繋げる役割も担います。

インサイドセールスが「信用貯金」を構築する!

インサイドセールスとお客様の視点で見ても、単なるテレアポ係ではありません。現代は様々な情報をお客様自身で取得できる状況にあります。逆に言えば情報がありすぎて「情報過多」になっている方もいます。インサイドセールスはお客様とのコミュニケーションにより適切な情報を共有し、お客様から信用を築くことが求められています。そうして信用貯金がある担当者へいざという時にお客様が安心して問合せをするのです。

インサイドセールスは、情報の交通整理を行う役割も担っている!

インサイドセールスという言葉が独り歩きしないためにも、しっかりと役割を共有することが重要です。営業プロセスを見直している方は参考にしてみて下さい。